
この物語は古民家の解体材「古材」が蘇える話です。
吾輩は21世紀最初の年、2001年の暮に産声をあげた。
2001/02
この物語は一枚のスケッチからはじまった。吾輩は当初、古民家を移築する計画だった。
移築する古民家の大きさだとかなりの範囲の山を削ることになる。
古民家を移築再生する山荘から古材を活かした山荘へ計画は変更された。

造成するときに伐採された檜は全て製材して使われた。

手前の材は古材。向こうに見えるのがこの山の新しい材。
古材は廃材ではない。
囲炉裏やかまどの煙で燻された古材は新材より強度があり、虫も付きにくいと云われている。
古材の太い曲がりくねった梁は吾輩の骨格とも云える構造材として活かされている。
間取りは建具を外すと台所、囲炉裏の間、畳の間と連続したひとつの間として使える。
家の中心に家全体の換気、夏の熱気をぬく、かつての煙りだしがある。
煙りだしは水平に建具が取りつけられ開閉できる。
仕上材はすべて天然素材。伝統的な工法でつくられた。

素朴な民家と工芸の融合
建具の引手、便器、洗面など人の直接触れるものには伝統工芸の有田焼を使われた。


2001/12
(この物語はダイジェスト版です。近々本編と入れ替えます。しばらくお待ち下さい。)
初版:2002/02/01
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